そしてわたしは今日も、
わたしはずっと、なにかと戦って生きてきた。
その正体はずっと分からないままだった。
時にはそれから離れ、何かに没頭したり、ゆるやかな時の流れに身を任せている時もあった。
でもずっと、ずっとずっと、正体不明の何かと戦っていた。
最近ようやく気が付いた。
それは、わたしだった。
わたしが戦っていたのは、他の誰でもないわたしだった。
もっと細かくいえば、承認欲求強くて他者からの視線や評価が気になって仕方がなくてプライドめちゃ高い、わたしが嫌いなわたしだった。
その弱さもまるごと受け止めて(全肯定という意味じゃない)自分らしく生きていきたいと願う自分と、その弱さがあることがしんどくて、強い部分でそこに対抗してきた自分がいる。
その矛盾が自分の中で顕著になっている時に、わたしはいつも原因もよくわからず落ち込んできた。
でも結局そういうことだった。
弱い自分を一番許せなくて憎んでいるのは、他の誰でもないわたしだった。
だから、わたしがわたしを少しでも許せることができていけば、もしかしたら、わたしの世界はまた少し、変わっていくかもしれない。
そんなことを思いながら、わたしは今日もわたしと戦っている。
いつか、共生したいと願いながら。